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老いを学ぶ
2019年09月18日
老いの工学研究所提供
人生の大きな後悔は?(高齢者に訊きました):その3
老いの工学研究所
人生の後悔について聞きました。
●男性の後悔
- 仕事を兼ねてほとんどの国に居住したが、希望でアフリカへは行かなかった。行っていれば世界観、人生観が変わったと思う。(66歳)
- 人生の歩き方が甘かった。もっと自分を大事にする歩き方を考えたいです。(68歳)
- 私の人生全般に言えることは、後悔の連続です。しかし大方の人は後悔をしているのではないでしょうか。(82歳)
- 教養・知識の低さ。それと、身内への家族愛が足りなかったことを後悔している。(67歳)
- 若い頃、もっと状勢が良かったら、自分の好きな事が出来たのに、色々我慢してきた。
- 後悔は、仕事を第一にしすぎたこと。(73歳)
- 若い内にもっともっと勉強し、さらにもっと多くの経験(仕事、趣味、仲間との交際等)をしておけばよかった、とつくづく思う。(68歳)
- 周りの方々の考えをよく聞き、参考にすべきであった。(82歳)
- もっと勉学に励んでおくべきだった。それが一番の後悔。(70歳)
- 常に次へ行く準備が出来ていなかった!(84歳)
- 高校進学のとき、誰もが行きたいトップクラスの学校に行けたのに、電車に乗って遠くまで行かなければならないので、家の近くの二番手の学校へ行った。自分の心の中で「鶏口たるも、牛後なるなかれ」と言い聞かせながら、「鶏中」で終わってしまったことが後悔でしょうか。。(79歳)
- 経済的に許されるなら、第二希望の大学ではなく、浪人しても希望の大学で学びたかった。しかし、運命というか、第二希望に進んだおかけで、今の生活があるような気もします。(70歳)
- 一番の後悔は「学び」。したいときにすればいいとは思うが、若い頃は、時間もあり、経済的にも心配なく(親が出してくれていた)、もっと脳も柔らかく、結果(資格など)を役に立てる場もあった。そうなのに、学びに没頭できなかったことが悔しい。(69歳)
●女性の後悔
- 余り恋をしていないです。(65歳)
- 夫にあまりにも従順すぎた。しっかり自分の意見を言うべきだった。(75歳)
- 孤独な家庭で愛情に飢えて育ったためか、人に自分を認めてほしい、好かれたいという思いが強く、親友ができなかった。70を越えて、一人になってやっと正直に生きるようになり、友も出来た。遅いと後悔したが、けれど良かったと思う。(76歳)
- 「子供に迷惑をかけないようにしよう」という生き方は、疑問に思えてきた。もっと、自分の充実を考えるべきだったと後悔している。(69歳)
- 家族を作れなかったことに後悔しています。(70歳)
- すぐに結婚してしまった。今の若者のようにもっと遊べばよかったというのが後悔。(65歳)
- もっと積極的にすればよかった。ここぞという決断がなかった。いつも なあなあでこの年になって、あれこれしなきゃとジタバタしてます。(71歳)
- もっと勉強をしておけば良かった、と後悔しています。今語学を勉強しているんですが、飲み込みが悪いので、若い頃にもっとしておけば良かったと思います。スポーツも同じく。(65歳)
- 後悔は、もっとやりたい事をしておけばよかった、に尽きる。時間は早く過ぎると思った。(68歳)
- もっと本を読んでおくべきだった(視力の衰え、根気の無さ)。もっと旅をしておくべきだった(体力の衰えを実感して)(69歳)
- 子供のしつけがうまく出来ず、わがままな子供が育ってしまったことを後悔しています。(72歳)
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