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老いを学ぶ
2019年03月19日
老いの工学研究所提供
「断捨離が苦手」は、男女ともに半数近く。
老いの工学研究所

NPO 法人「老いの工学研究所」(大阪市中央区)による「高齢期の生活空間に関するアンケート調査」より。(40 歳から92 歳まで403 名が回答)
1.約8割が「高齢期には、生活空間のダウンサイジングが必要」
『高齢期には、小さな家に住み替えるなど、生活空間のダウンサイジングが必要だと思いますか?』という質問に対して、「そう思う」「ややそう思う」「どちらとも言えない」「あまりそう思わない」「そう思わない」の5つから一つを選択していただきました。回答は、上の通りとなりました。
高齢期に生活環境のダウンサイジングが必要と考える人が、約8割となりました。
通勤や子育てがなくなって生活範囲が狭くなること、身体的状況の変化などで広い家の維持・管理が大変になることなどで、高齢期は生活空間を小さくした方が暮らしやすいという認識は、男女や世代を問わず、おおむね共通していることが分かります。
2.住み替えが進まない理由
日本は欧米諸国に比べ、高齢期に住み替える人がとても少ない国と言われます。その理由について質問を行った結果は、以下のようになりました。(複数回答可)
3.「断捨離が苦手」は、男女ともに半数近く。
「あなたは、断捨離が得意だと思いますか?」という質問を行いました。全体では男女ともに、断捨離を苦手とする人が半数近くになっています。年代別では、60 歳代・70 歳代で断捨離を得意とする人の割合が約3割と、最も低くなりました。
今回の調査から、「高齢期には生活空間を狭くする方が良い」という共通認識の存在が分ります。
一方、「環境変化への恐れ」「転居の大変さや面倒」「断捨離の難しさ」等から、住み替えが進んでいない現状が伺えます。⾧い高齢期の充実が課題となっている今、高齢者あるいは高齢期を前にした次世代には、生活空間のダウンサイジングを進めるための意識改革が求められているようです。
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