「中楽坊」スタイル

心身ともに豊かなシニアライフを
送るための Webマガジン

中楽坊の現場から

2024年12月04日

ラウンジ

正直言って「人見知り」なんだよね。知らない人と話すのは、いまだに苦手。でも、ここにはライフアテンダントさんがいて、知らない間に話の輪の中に入ってたんですよね。それからは、ラウンジで集うのが楽しくってね。

最近は毎日、気がついたら立ち話。ライフアテンダントさんたちが、最初に、皆の間に入って紹介してくれたり、つないだり、とりなしたりしてくれたからだと思うね。ラウンジっていうとしゃれた名前に聞こえるだろうけど、挨拶や立ち話があちこちであるから、昔で言えば、井戸端とか横町の路地とかそんな感じかなと。

ホテルにもラウンジってあるでしょ。同じ名前でも、中楽坊のラウンジとは全然、違います。ホテルのラウンジだと、誰だか知らない人たちが行きかっていて、挨拶をするわけでもないし、ホテルのスタッフもただ仕事をしているだけで、無機質な感じでしょ。

その点、中楽坊のラウンジだと皆が顔見知り。もちろん、仲の良い者同士もいれば、顔は知っているけど名前が出てこないという人もいるわけだけど、それでも当然のように挨拶はするし、立ち話をしているとだんだん人が加わってきたりしてね。この前も、ラウンジで女性4人がカードゲームをしてたんです。私が近所のスーパーに行って帰ってきたら、それが7人くらいに増えてまして。思わず、笑ってしまったね。

要するに、同じラウンジという名前だけど、ホテルとはかなり違うわけです。ホテルは公共のスペースで、中楽坊はオーナーズラウンジというか、自分たちだけの憩い場。自室にもリビングがあるけど、もう一つのリビングと言ってもいいかもしれないね。

当たり前だけど、ここに来る前に住んでいた一戸建てには、ラウンジみたいな空間はないわけでね。ありがたいですよ。そりゃ。いい高齢者住宅ならではの場所だね。


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