「中楽坊」スタイル
心身ともに豊かなシニアライフを
送るための Webマガジン
老いを学ぶ
2021年01月13日
老いの工学研究所提供
老後の初心 ~「初心忘るべからず」【高齢期に関わる用語集】
老いの工学研究所
「老後の初心」は、世阿弥が著した『花鏡(かきょう)』に出てくる言葉。
「初心、忘るべからず」は、次のように続く。「是非の初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず。」。
「是非の初心」とは、成功と失敗を繰り返した若い頃の熱意や、そのときの自分のレベルを忘れてはならないという意味。「時々の初心」は、人生の節目節目において初心を持つことを忘れてはならないということ。
そして、「老後の初心」は、歳をとったからと諦めたり、逆に慢心したりするのではなく、いくつになっても初めて遭遇する局面があるのだから、それに対して新たな気持ちで向き合わねばならない。また、歳を重ねて腕を上げ、周りから褒めそやされるようになっても油断せず、さらに自分を磨き続けなければならないという意味である。
アクセスの多い記事
-
老いの工学研究所提供
老いを学ぶ
2024年11月05日
「手を後ろに回したケア」とは何か。
-
老いの工学研究所提供
老いを学ぶ
2024年09月17日
孫はかわいいが「3日以内に帰ってほしい」?
-
老いの工学研究所提供
老いを学ぶ
2024年07月31日
「健康な高齢化の10年」を見据えた、日本の課題。
注目のキーワード