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老いを学ぶ

2015年01月21日

老いの工学研究所提供

高齢者の孤食の割合、食べ物の好みは?【生活実態に関する調査結果】

老いの工学研究所

高齢期のライフスタイルのシンクタンク、NPO法人「老いの工学研究所」は、『高齢者の生活実態に関する調査』を実施し、65 歳以上の高齢者587 名から回答を得ました。
その中から、「食事」に関する部分について、集計結果をお知らせ致します。

●高齢者の4人に1 人が“孤食”。一人暮らしの高齢男性では、3人に2人

「何人で食事をすることが多いですか」という質問に対して、「自分1 人」と回答した人が24%となり、4人に1人がいわゆる“孤食”の状態であることが分かりました。

孤食状態にある人の同居家族数は、上のように「一人暮らし」が86%を占めています。

また、一人暮らしの人の孤食の割合を 男女別にみると、左の通りとなりました。

様々な事情で一人暮らしとなった場合に、一人で食事をとるようになる割合は、男性が女性を約20 ポイント上回りました。高齢男性が仕事などを引退した後、とじこもりがちになるという傾向が、ここにも表れています。

●「朝食はパン」が好まれる。約2割が、魚よりも肉が好き

上表のように、「朝食にはパン」という人が全ての年代で半数程度を占め、30%にとどまった「ご飯」よりも好まれていることが分かります。
また一般に、高齢者は肉よりも、あっさりした魚を好むと考えられがちですが、「どちらかと言えば肉が好き」という人が 17%となり、「どちらかと言えば魚が好き」の22%と拮抗しています。特に75歳以上では、肉好きが魚好きをやや上回るという結果となりました。

食事の際に重視するのは、栄養バランス・素材・手作りといった健康面などでの安心で、品数や見た目、高級感は重要視されていません。

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